The Aces というバンドをBlues好きに聴いてほしい 。

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紹介

The Acesというバンド

 

こんにちは!とんでもブルース(@guitar_blues_)です。

 

The Aces(ジ・エイシズ)というブルースバンドをご存知でしょうか。
コアなブルースファンであれば知っているかもしれませんが、知名度は決して高いとは言えないでしょう。
今回はBlues、 特にChicago Bluesを語るうえで避けては通れないこちらのバンドについてご紹介したいと思います。

彼らは何者?

The Acesは1950年代に活動していたChicago Blues Bandです。
メンバーは以下の通り。

  • Louis Myers(ギター/ハーモニカ)
  • Dave Myers(ベース)
  • Fred Below(ドラム)

基本的なメンバーは上記の通りです。というのも、時期によって他のメンバーが加入していました。

初期にはハーピストとしてJunior Wellsが加入して、バンド名をFour AcesからThe Acesに改めます。

その後、Junior WellsがシカゴブルースのボスであるMuddy Watersのバンドに加わり、代わりにハーピストのLittle WalterがThe Acesに加入してバンド名を再び変更したり・・・という変遷をたどっています。

 

彼らを一言で表すとシカゴブルースの職人です。

有名なブルースマンであるJunior WellsやLittle Walterのバックバンドとして、安定したシカゴブルースを演奏しています。

彼らはJazzに影響を受け、Bluesを洗練させて演奏しました。特にFred Below(ドラム)の生み出すグルーブは、これぞシャッフル!と聞く人の腰を自然に動かしてしまう素晴らしいものです。

当時は、ブルースマン達のレコーディングには引っ張りだこだったようで、音源のクレジットを見てみると、彼らの名前がよく入っていたりします!さすがですね。

 

ちなみに1974年に、Robert Lockwood Jr.のバックバンドとして来日しています。

これは裏話なのですが、ライブ中Robert Lockwood Jr.とエイシズのLouis Myersが張り合うようにギターの音量を上げていたらしく、音量バランスがひどかったそうな。。。

そのような我の強いところが、さすがブルースマンだという気がしますよね。

もちろん音源化された際はしっかり修正されています(笑)

非常に良いアルバムですが、既に廃盤になっています。。。

Amazonに出品されていますが、値段が上がっているのでオークションや中古レコード店等で探すのが良いでしょう。

ブルース・ライブ!(フロム・ファースト・ジャパン・ブルース・フェスティバル)

 

聴いてみよう

彼らの音源をいくつかご紹介します。

リスナーだけでなく、ブルースギター・ベースを弾く方であれば非常に勉強になる部分が多いと思います。

彼らの演奏は シカゴブルースの教科書 といっても過言ではないでしょう。

ギターのコールアンドレスポンス、ベースライン、ドラムのグルーブ感、どのパートも素晴らしい。。。

Sweet Little Angel

 

こちらはEddie Taylorとの演奏

Blues with a Feeling

 

CD音源やレコードもあることにはあるのですが、廃盤になっているものがほとんどで、たまに見かけても高値で取引されることもあります。(音源がすぐに廃盤になる。ブルースあるあるです。。。)

2018年12月現在では、唯一このCDだけはAmazonで購入できます。

黄金のシカゴ・ライヴ1975(紙ジャケット仕様)

ちなみに私は廃盤になる前にすぐに買いました。。。

こちらのアルバムは地元シカゴのクラブでの演奏を音源化したもので、当時の雰囲気とBluesの生々しさが伝わってくる良盤です。

「Rock Me Baby」や「Sweet Home Chicago」、その他ブルーススタンダード曲も数多く収録されおり、非常に勉強になる一枚ですのでぜひ聴いてみてください。

恐らくそのうち廃盤になると思われるので早めに購入しておくことをお勧めします。。

まとめ

今回はシカゴブルースバンド The Acesについて説明しました。

もしかするとリスナーの方は知らないうちに彼らの演奏を聴いていたかもしれません。

しかし、改めて彼らの音に耳を傾けてみると、また面白い発見があるかもしれませんね。

 

 

 

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