バディ・ガイ(Buddy Guy)、8度目となるグラミー賞を受賞【過去受賞アルバムまとめ】

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紹介
出典:Twitter

バディ・ガイ(Buddy Guy)が第61回(2019年)グラミー賞を受賞しました。

部門はBest Traditional Blues Album(ベストトラディショナルブルースアルバム)です。

グラミー賞受賞スピーチです。

受賞アルバム

受賞アルバムは2018年6月にリリースされた『The Blues Is Alive And Well』です。

ビルボードのブルースアルバムチャートで1位(自身6作目)も獲得しています。

 

B.B.キング亡き今、ブルースの生きる伝説として今なおシーンをけん引しているバディ・ガイ。

そのプレイスタイルはエリック・クラプトンやジミ・ヘンドリックスなど多くのギタリストに影響を与えてきました。

 

今作は、81歳(アルバムリリース時)とは思えないエネルギッシュなボーカルと円熟のギタープレイを兼ね備えたアルバムです。

バディ・ガイは基本的にトラディショナルなブルースを演奏し続けるスタイルであり、今回のアルバムもそのスタイルが貫かれたものになっています(数曲R&Bあり)。

特徴としては

  • キース・リチャーズジェフ・ベックがギターで参加("Cognac")
  • ミック・ジャガーがハーモニカで参加("You Did the Crime")
  • ジェームズ・ベイがボーカル参加("Blue No More")

バディ・ガイをリスペクトした彼らのパフォーマンスも素晴らしく、聴きごたえのあるアルバムに仕上がっています。

過去のグラミー賞受賞歴まとめ

過去7回グラミー賞を受賞している彼。

過去の受賞歴はこちらです(時系列順)

  • 『Damn Right, I've Got The Blues』(1991)
  • 『Feels Like Rain』(1993)
  • 『Slippin' In』(1995)
  • SRV Shuffle(1996)※BEST ROCK INSTRUMENTAL PERFORMANCE(ベストロックパフォーマンス賞)
  • 『Blues Singer』(2003)
  • 『Living Proof』(2010)
  • 『Born To Play Guitar』(2015)※Lifetime Achievement Award(グラミー賞生涯業績賞)も同時に受賞
  • 『The Blues Is Alive And Well』(2018)

どのブルースアルバムも必聴ですが、特にオススメなアルバム・パフォーマンスをご紹介します。

『Damn Right, I've Got The Blues』

第34回グラミー賞(1991)を受賞したアルバムです。

バディ・ガイ好きなら必ず聴いていると言っても過言ではない名盤です。

このアルバムをきっかけに、彼のブルースギタリストとしての人気が急上昇することになります。

 

エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、マーク・ノップラー等豪華ゲストが参加。

また1990年に事故で亡くなったスティーヴィー・レイ・ヴォーンに捧げた、"Rememberin' Stevie"も収録しています。

個人的な聴きどころは、彼の刺さるような強烈なギターソロとボーカルのテンションの高さです。

「これぞバディ!」と言える内容です。

SRV Shuffle

第39回グラミー賞(1996)を受賞した、スティーヴィー・レイ・ヴォーンに捧げられたパフォーマンスです。

ジミー・ヴォーン、エリック・クラプトン、ボニー・レイット、ロバート・クレイ、B.Bキング、バディ・ガイ、ドクター・ジョン、アート・ネヴィルなどそうそうたるメンバーが集まっています。

それぞれのプレイも、特徴が出ておりさすがですね。

『Born To Play Guitar』

第58回グラミー賞(2015)を受賞したアルバムです。

2015年に死去したB.Bキングに捧げられた"Flesh & Bone"(ヴァン・モリソンがボーカルで参加)、マディ・ウォーターズに捧げられた"Come Back Muddy"なども収録されています。

若いころのヒステリックさは少なくなったものの、代わりに渋いボーカルとギタープレイを聴かせてくれる名盤です。

キム・ウィルソンがハーモニカで参加する"Too Late"と"Kiss Me Quick"の2曲も素晴らしく、ボーカルも全く衰えていません。

2月からツアーも

2/14の Rock Legends Cruise VIIを皮切りに、アメリカでのツアーが始まります。

80歳を超えているとは思えない、ハードなライブスケジュールですね。

バディ・ガイの来日情報

残念ながら、彼の来日情報は現状発表されていません。

 

2012年にFUJI ROCK FESTIVALで来日してから、現在まで来日していません。

高齢なだけに体力的な問題などもあるのかもしれませんが、ぜひ再び日本でライブをしてほしいですね。

 

 

2015年にリリースした前作『Born to Play Guitar』はビルボードのブルースアルバムチャートで1位を獲得するなど、近年絶好調のバディ・ガイ。

今後も長生きして、我々リスナーに「ブルース」を伝え続けてほしいですね。

 

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