透明なミュージシャン、君島大空
皆さんは君島大空というギタリスト、シンガーソングライターをご存知でしょうか。
まだ知名度としては高い訳では無いものの、2019年3月13日にリリースされた君島大空のデビューEP『午後の反射光』はミュージシャンから高い評価を受けています。
【続報】
— 君島大空 (@ohzr_kshm) 2019年2月7日
音源発売に際して 長らく怠っていた 個人写真を更新しました
撮影は 松永つぐみさん
不可侵の透明のような方です
とっても嬉しいので お報せ!!! pic.twitter.com/cJEFWdhJXv
一聴してわかる、彼独自の世界観を堪能しよう。
君島大空のプロフィール
1995年1月18日生まれ。
東京都立川市出身で、現在も東京で音楽活動を行っています。
2014年からギタリストとして活動を始め、SoundCloudに自身で作詞/作曲/編曲/演奏/歌唱を行って多重録音で制作した音源の公開を始めています。
「高井息吹と眠る星座」のギタリストとしても活動しています。
また、ギタリストとして は以下のアーティストのライブや録音に参加
- タグチハナ
- konore
- 坂口喜咲
- 婦人倶楽部
- Orangeade
過去にはサポートとしてベースを弾くこともあったようです。
2017年には霞翔太監督作品「離れても離れてもまだ眠ることを知らない」の劇中音楽を担当。
女性アイドルグループ sora tob sakana への楽曲提供など様々な分野で活動しています。
【祝】
— 君島大空 (@ohzr_kshm) 2019年3月13日
今日はsora tob sakanaさんの新譜「World Fragment Tour」の発売日でもあります。素敵なアルバムです、本当におめでとうございます。
僕は燃えない呪文という曲を提供させていただきました。これからのおサカナちゃんに祈りを込めて。https://t.co/LjCJeGr682…https://t.co/9FIjj0Iv1p pic.twitter.com/OvO9iYH5dn
君島大空は「透明」なミュージシャンだ
君島大空の作る音楽を初めて聴いたとき「透明」なミュージシャンだと思いました。
それは彼の繊細な声質によるものなのかもしれないし、楽曲の世界観なのかもしれない。
消えてしまいそうな存在。
それが楽曲の儚さを引き立たせている印象です。
また、彼の楽曲には聴く人に様々な景色を想起させるのも特徴です。
君島は歌うときには「性」の匂いをなるべく消すようにしていると語っており、男か女かわからないような声を意図的に出しています。
シンガーソングライター崎山蒼志が注目している
シンガーソングライター崎山蒼志がフェイバリットミュージシャンとして君島大空の名前を挙げています。
あああ君島さん、、、美しい、、、😭😭😭 https://t.co/Q9jDj9Tcqd
— 崎山蒼志 (@soushiclub) 2019年2月14日
君島さんの『午後の反射光』超絶に良すぎて圧倒的なので動けなくなります居間から
— 崎山蒼志 (@soushiclub) 2019年3月14日
既に大ブレイクを果たしている崎山蒼志が注目しているとなると、君島大空の活動もますます注目されそうです。
崎山蒼志についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
君島大空の音楽活動は多岐にわたる
君島大空はソロでの活動の他にも、自身のバンドやサポートなど様々な音楽活動を行っています。
ソロでの活動は弾き語り
元々ギタリストとして活動していたものの、弾き語りのミュージシャンをサポートしていく中でより「言葉に寄り添うギター」を弾くために、自分でも歌い始めたのがきっかけです。
「自分の色が薄まる」という理由で、バンドを率いて音楽活動することには消極的でしたが、今後はバンドでの活動も行うと語っています。
弾き語りではガットギターを使用しています。
理由は「鉄弦のフォークギターだと音がうるさいが、ガットギターはどのように弾いても優しい音を出してくれるから」とのことです。
「高井息吹と眠る星座」ではエレキギターでのバンド形態
君島がギタリストとして参加している、「高井息吹と眠る星座」ではエレキギターを使用しています。
「これぞギタリスト!」というギターではなく、楽曲・歌に寄り添ったギターを弾いているのが印象的ですね。
バンドやサポートでは音楽を広げる意識を持って参加していると語っており、まさに楽曲の幅を広げるようなギタープレイです。
ちなみに、「高井息吹と眠る星座」のベースを担当しているのは4人組バンド「King Gnu」のベーシストである新井和輝です。
King Gnuについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
「自分の音楽」と自信を持って言える『午後の反射光』リリース
君島は2019年3月13日にデビューEP『午後の反射光』をリリースしました。
盤です 触れてしまえる 愛おしい
— 君島大空 (@ohzr_kshm) 2019年3月10日
3/13 発売 午後の反射光 もうすぐ pic.twitter.com/eWTsTwbyfY
アーティストのサポートを通して音楽活動を続けて行く中で、自分の参加した作品が増える反面、「自分の音楽」と言えるものが無いことに気づいた君島。
今作は君島青空という「自分」が満ち溢れた作品だと語っています。
また、このEPには君島が音楽を始めた頃の楽曲も多く収録されています。
君島の楽曲制作のテーマは「音楽による可視化」
君島は「音楽による可視化」をテーマに楽曲制作を行っています。
「一瞬の景色を音楽によって引き伸ばし、聴く人の瞳の裏に映し出したい」と語っています。
『午後の反射光』ではゲストミュージシャンとして、鬼才ドラマー石若駿が参加。
(石若駿はKing Gnuの前身バンドSrv.Vinciにも所属しており、何かとKing Gnuとの繋がりがありますね)
※≪TOWER RECORDS ONLINE≫ならデモ音源1曲収録CD-Rが特典として付いてきます。
"遠視のコントラルト"は君島の「化石」
君島が人生で一番つらい時期に作った楽曲がEPのリード曲"遠視のコントラルト"です(「コントラルト」とは、音楽における女声の最低音域を指す)。
この曲に自分が救われたと語っています。
つらい時期の前に経験していた「美しい時間・瞬間」を切り取り、化石として永遠に取っておきたいという思いから"遠視のコントラルト"を作りました。
様々な音が渦巻く中で、彼の中性的な声により優しく、美しい楽曲になっています。
君島大空は、タワーレコードがオススメするアーティスト「タワレコメン」(2019年3月)に選出されています。
これからの君島大空の活動も非常に楽しみですね。
彼のTwitterアカウントはこちらです。
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