ブルースギターのアドリブについて【オリジナルは模倣から生まれる】

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雑記

こんにちは!とんでもブルース(@guitar_blues_)です。

 

ギターを演奏する楽しさの一つに、アドリブ(即興演奏、インプロビゼーション)があります。

アドリブとは事前にフレーズや演奏内容を決めることなく、その場の雰囲気に応じて自由に演奏する事をいいます。

多くのギタリストは、自由に音を出してプレイヤー同士が音でコミュニケーションをとる「アドリブ」に対して魅力を感じていると思います。

 

特にブルースに関しては、曲のほとんどがアドリブなんてこともざらにあります。

また、初対面のギタリストがお互いを知る為に音を出す際にも「じゃあ、とりあえずブルースで」という形で演奏されることがあります。

このようにブルースのアドリブはいわばギタリストの教養科目と言っても過言ではありません。

 

そこで今回はブルースのアドリブに初めて取り組む、もしくは極めたい方に向けて、より上手くアドリブをとる方法・考え方についてご紹介します。

ブルースと記載してはいるものの、その他のジャンルにも当てはまる重要な考え方です。

アドリブに対する二種類の考え方

即興で演奏するアドリブには二種類の考え方があります。

  1. 全く「無」から即興で演奏する
  2. 短いフレーズを組み合わせて演奏する

今までアドリブに触れたことが無い人が、プロギタリストの即興演奏を見ると1の考え方でギターを弾いているように見えるかもしれません。

しかし、ほとんどのギタリストは2の考え方でギターを弾いています。

アドリブは短いフレーズをつなぎ合わせて作る

自分の頭の中に全く何もない状態で、即興で演奏することも可能ですが、その演奏を音楽的に素晴らしくするのは非常に難しいです。

特にブルースにおいてはいわゆる「お決まりのフレーズ」というものが存在し、余りにもそのルールから逸脱したプレイをすると「ブルースらしさ」が薄れてしまいます。

そのため、短いフレーズを自由に組み合わせることでソロ・アドリブを構築していくことになります。

 

伝説的ロックバンドCreamに在籍していた頃のエリック・クラプトンも、インタビューにてこのように述べています。

「フレーズをストックしておいて、それを組み合わせて演奏している」

Cream時代の貴重なインタビューです。

 

つまり、アドリブをするためには常套句的な短いフレーズをコピーして、自分の引き出しの中にストックしておく必要がある、ということです。

フレーズを繋ぎ合わせたプレイがアドリブと言えるのか?問題

クラプトンの発言に対して、このように考える人もいるかもしれません。

ギタリスト
ギタリスト

コピーしたフレーズを演奏するのはアドリブと言えるのかな

これに関しては人それぞれアドリブのとらえ方が違うので明確に答えることはできません。

しかし、フレーズをコピーしたとしても完全にその人と同じプレイをすることはできません。

なぜならば音に対するタイム感やリズムの捉え方は、人それぞれ異なっているからです。

そのためプレイにおいては、必ず各ギタリストに固有の癖が表れることになります。

これこそがギタリストの独自性です。

またフレーズをコピーして自分の中にストックしていく内に、それらがミックスされてオリジナルのフレーズとなる場合もあるでしょう。

 

以上のことから、すでに存在するフレーズをコピーするという行為は非常に効率的な練習だと言えます。

おすすめのコピー方法

結論から言うと、実際の音源から自分がカッコいいと思うものをコピーするのが良いです。

理由としては、自分が好きなフレーズであるため、習得へのモチベーションが持続します。

またコピーの際に、指板上の様々な箇所を使って音をとることになるので、指板全体を使ったプレイが可能になります。

タブ譜には、指板上の抑える位置が記載してある為、その位置でしか練習しないことが多いです。

 

コピー後は、バックで音楽を流しながら実際にそのフレーズを弾いてみましょう。

そのフレーズが意識せずとも弾けるようになれば、自分の中にストックできた証拠です。

まとめ

今回はブルースをプレイする際のアドリブの考え方についてご紹介しました。

ブルースのアドリブができるようになると、気軽に世界中のプレイヤーとセッションできるようになるので、ギターを弾くのがもっと楽しくなります。

また、セッションを定期的に行っているお店もあるため、そのような場所に行ってみるのもおすすめです。

 

アドリブの練習をする際は、ぜひ上記の内容を意識して取り組んでみてください。

それでは!

 

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