【Flutter】“idevice_id”は、開発元を検証できないため開けません。への対処法

Flutterで新規にプロジェクトを作成した際に、

“idevice_id”は、開発元を検証できないため開けません。
このアプリケーションにマルウェアが含まれていないことを検証できません。

という警告が表示されたため対処しました。

開発環境

MacBook Pro (macOS Catalina バージョン10.15.1)

結論から言うと、

sudo xattr -d com.apple.quarantine /PATH_TO_YOUR_FLUTTER_HOME/bin/cache/artifacts/libimobiledevice/idevice_id

とターミナルで実行します。

※PATH_TO_YOUR_FLUTTER_HOMEにはFlutterインストール時のパスを入力します（個人で違います）

~/flutter/bin/cache/artifacts/libimobiledeviceの中を見ると、idevice_idの他にideviceinfoファイルがあります。

先ほどと同様に

sudo xattr -d com.apple.quarantine /PATH_TO_YOUR_FLUTTER_HOME/bin/cache/artifacts/libimobiledevice/ideviceinfo

を実行します。

これで、

flutter create （プロジェクト名）

で新規にプロジェクト作成時に警告が出なくなりました。

インターネット上からファイルなどをダウンロードした場合、その安全性が担保されていない状態であるとmacOSがみなして、このcom.apple.quarantine属性が添付されます。

このcom.apple.quarantine拡張属性は、ダウンロードしたプログラムを実行したときにユーザーの確認を求めることで、マルウェアを阻止するためにファイルに関連づけられているものです。

つまり信頼できないプログラムを実行して、被害に合わないようにするためのセキュリティの一つですね。

毎度毎度ポップアップが出てくるのも邪魔ですし、プログラムが信頼できる場合はcom.apple.quarantine拡張属性を削除することで警告を消すことができます。

対処法で示した以下のコマンドは、このcom.apple.quarantine拡張属性を削除するコマンドです。

sudo xattr -d com.apple.quarantine /PATH_TO_YOUR_FLUTTER_HOME/bin/cache/artifacts/libimobiledevice/idevice_id