第三新卒が内定を獲得できる転職活動を解説
皆さんはこれまで、転職を何回してきたでしょうか。一回?それとも二回以上?
ちなみに私は20代中盤ながら、大学を卒業して既に二回の転職をしています。
私は新卒で入社した会社を一年で退職し、その後第二新卒として転職した会社も一年で退職しました。
そして第三新卒として、転職活動を行い転職を成功させました。
第三新卒として二回目の転職活動を行う中で、第二新卒と全く同じやり方では「よりよい転職」はできないと感じました。
第三新卒として転職活動をしてきたリアルな感想を元に、これから第三新卒として転職する人が考えるべき転職戦略について解説します。
今回の記事は以下の方に向けた記事です。
- 新卒入社後、既に一回の転職を経験しており二回目以降の転職を検討している人、いわゆる「第三新卒」
- すでに複数回転職している20代の人
そもそも第三新卒の定義って何だ
「第三新卒」にはいくつかの意味合いが含まれていますが、明確な定義はありません。
ここでは、第三新卒は「新卒で就職後、5年以内に2回目の転職をする人」とします。
ちなみに、第二新卒の定義は「新卒で就職後、短期間(主に1年未満〜3年)のうちに転職をする人」を指します。
第二新卒の延長線上に第三新卒があるイメージです。
第三新卒で転職成功することは十分可能
第三新卒として、二回目の転職活動をしようと考えている人の中には、
短い期間で二回会社を辞めているのに、転職できるのかなぁ
と考える人もいると思います。
結論からいうと、第三新卒で転職することは十分可能です。
以下にその理由について説明していきます。
①売り手市場で企業は人材不足
まず一つの事実として、現在の人材市場は売り手市場です。
以下のグラフ(リクルートワークス研究所調べ)をご覧ください。
大企業は一定して求人倍率が低いものの、中小企業(従業員300人未満)の求人倍率はかなり高水準です。
これらの事実から、特に中小企業においては若い20代の人材はのどから手が出るほど欲しいという状況であることが分かります。
転職市場価値を診断できる「ミイダス」というツールを使ってみると、自分の市場価値が思っているより高いことに驚きます。
ちなみに私は620万円でした。
自分の市場価値を「年収○○円」と客観的に知ることができて面白いです。
いやいや、そんなに高い訳あるかーい!
と思った人はぜひやってみてください。
ミイダスで出た自分の市場価値を元に転職エージェントに相談もできますし、転職を有利に進めることができます。
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②今の時代、第三新卒として転職活動することは全然珍しいことではない
厚生労働省が毎年発表する「新規学卒者の離職状況」を見ると、新卒入社した人の三割が3年以内に退職しているという事実があります。
彼らは第二新卒として転職活動を行い、別の企業に入社しています。
しかし、そのうちの何割かは私と同じように二社目の企業に何らかの疑問を持ち、第三新卒として転職を考えていると思います。
それは第二新卒で転職をして後悔している記事がネット上にあふれていることからも明らかです。
そのような人たちは、第三新卒として転職活動を行っていることを考えると、20代で複数回転職することは何ら珍しいことではないことが分かります。
③「転職活動を一度経験している」という強みがある
前回の転職活動を思い返してみてください。
初めて転職したときには、職務経歴書の作成や転職時の面接など初めてのことも多く、落ち着いて転職活動ができなかった人もいるのではないでしょうか。
二回目以降の転職では、転職の進め方もある程度把握しているので落ち着いて転職活動をすることが可能です。
また転職活動を複数回経験していることによって、面接慣れをしているという強みがあります。
④第三新卒で大事なのはマインド・やる気
第三新卒として転職をするうえで必要になることは、マインド・やる気を企業に示すことです。
企業側も、短期間で二回転職をしていることからスキル・経験もそんなに多くはないということは十分承知の上です。
面接を受ける際には、変に取り繕ったり、背伸びをせずに等身大の自分を意識しましょう。
そのうえで「もうやめない。この企業でしっかりやるんだ」という強い意志を示すことが大切です。
第三新卒の弱点をしっかりと認識することが転職成功へのカギ
第三新卒として転職活動し内定を獲得することはもちろん可能ですが、気を抜くことはできません。
当然第三新卒者は、第二新卒として転職する人と比べて転職への難易度は上がります。
そのため、第三新卒の弱点をしっかりと認識して対策を立てることが転職において非常に重要です。
①企業が第三新卒の学生をとりたがらない理由を知る
第二新卒と第三新卒の大きな違いは「転職回数」です。
そんなことわかってるわ
という声が聞こえてきそうですが、これは私たちが思っている以上に企業にとって大きな意味を持ちます。
企業は、「まだ20代なのに何回も転職しているのは何か本人に問題があるのでは」と常に疑っているということです。
具体的には企業は第三新卒者について、以下の二点を心配しています。
- すぐやめそう
- ストレス耐性・コミュニケーション力の欠如
第二新卒での転職でも、企業は上記の2点を心配しています。
つまり、第三新卒の場合はより注意深く上記の2点を見られていると考えてください。
私も二回目の転職の際に、「すぐやめないか」「ストレス耐性・コミュ力に問題が無いか」はかなり見られましたし、面接の際に厳しく質問されました。
また私が面接を通して感じたのは、第三新卒者は第二新卒での転職と比べて「スキル面よりも精神面がみられている」ということです。
そのため、本人の性格やコミュニケーション能力についての質問に対する受け答えを考えておく必要があります(自分の強みや弱みなど)。
②自分の弱さを認めることが大事
これまで会社を辞めてきた理由は何でしょうか。
会社の労働環境、理不尽な上司、退屈な仕事内容など様々な原因があったと思います。
自分が選んだ企業が必ずしも自分に適した企業であるかは、働いてみないとわかりません。
しかし、大事なことはすべて自分が選んで決めた道だということです。
働く企業選びは運の要素が絡むとはいえ、自分の会社を見る目、そして人間関係の構築に何かしらの弱みがあったことを認めることから第三新卒の転職が始まります。
転職の原因をすべて周りのせいにすることは非常にラクです。
しかし、それでは仮に第三新卒で他社に転職したとしてもまた同じことを繰り返してしまうでしょう。
これまで二回会社を辞めたという事実を受け入れて、自分自身が周囲の環境に対して何ができていなかったのか、今自分に足りないものは何なのかを冷静に考えてみましょう。
特に退職理由が後ろ向きな場合(上司とのそりが合わなくて退職するなど)は、自分自身を振り返る時間が必要です。
私自身実際飽きっぽい性格だなぁと思います。
それが悪いとは思っていませんが(笑)
自分をしっかり振り返ってみる
第三新卒の転職活動においては、今まで以上に自分を振り返ることが大切です。
これまで生きてきて、20代ながら既に二社(もしくはそれ以上)を経験していることは大きな強みですし、だからこそ今までを振り返る意味があります。
第三新卒者は、業務内容・社員の仕事への取組み・社内の雰囲気・福利厚生などが企業ごとに異なっているということを身をもって経験しています。
その経験から、自分が本当に望んでいる「働き方」とはどんなものかを一旦冷静になって考えてみましょう。
例えば・・・
- 将来の自分の市場価値を上げるために、バリバリ働ける環境に身を置く(見る人によってはブラック)
- プライベートを重視してまったり働ける環境にする(ホワイト企業と言われることが多い)
やりたい仕事だけではなく、これまでの就業経験から人生における「働き方」まで考えて企業を選ぶことで、自分に合った企業を見つけることができます。
転職エージェント選びは重要
すでに一回目の転職の際に転職エージェントを使用した経験のある人も多いと思います。
しかし第三新卒として転職活動をする場合、大手の転職エージェント(リクルート、マイナビ)に加えて、既卒・第二新卒に特化した転職エージェントを使うことが大事です。
「第二新卒に特化している」って、ブラック企業ばっかりなんじゃないの?ブラックは嫌なんですが・・・
と思う人もいるかもしれません。
私も登録する前は思ってましたが、実際に登録してみると求人の幅に驚きました。
大企業の求人もしっかりあるんです。
また第二新卒に特化した転職エージェントだからこその面接サポートはかなり魅力的です。
具体的には、職務経歴書の書き方や面接の受け答え、志望動機の作り方などですね。
しかし、転職エージェントも人間ですので、第三新卒であることを伝えると露骨に態度を変えるようなエージェントもいます。
どんな転職エージェントが担当に付くかは完全に運なので、複数の転職エージェントに登録することで自分に合ったエージェントと出会うことができます。
第三新卒が利用するべきエージェント
数多くの転職エージェントがある中で、第三新卒が利用するべきエージェントはこちらです。
それぞれの特徴も説明しているので、チェックしてみてください。
・ハタラクティブ
「スキルや経歴に自信がないけれど...」という方に特化した転職支援サービスがハタラクティブです。
第二・第三新卒として「未経験業界」への転職に特化しているのが最大の強みですね。実際に使ってみると、エージェントの方がとても親身に話を聞いてくれて、申し込み企業ごとに具体的な面接対策までやってくれました。ほんとに感謝です。
ハタラクティブ利用者の86.5%が大企業に内定しているので、大企業志望でも安心です。
>>ハタラクティブを見てみる
・DYM就職
第二新卒・既卒向けの優良な正社員求人に強みを持つDYM就職。一番の特徴は、内定までのスピード感です。早い段階で内定を獲得することも可能なので、内定を持ちつつ他社の面接を進めることもできます。
内定を持っているのといないとでは転職時の心の余裕が桁違いですからね。。
面談場所は東京・大阪・福岡・札幌・名古屋と、主要都市は網羅しているのでありがたいです。
>>DYM就職を見てみる
面倒くさがらずに、すべての転職エージェントに登録することで自分に合うエージェントに出会うことができます。
ちなみに私は、DYM就職で自分と相性の良い転職エージェントと出会えました。
面倒くさがって一社だけ転職エージェントに登録するのか、複数のエージェントに登録して親身になってサポートしてくれるエージェントに出会うのか。
私は後者を選びました。
何回転職しても死にはしないから安心しよう
これから2回目の転職をしようとしている20代の人は安心してください。
何回転職しても死ぬことはありません(笑)
自分自身を振り返ることは大事ですが、必要以上に悲観する必要はありません。
そういう負のオーラみたいなものは、意外と面接官にも伝わってしまうものです。
実際に仕事をしてみなければ、自分に合う仕事はわからないのですから、自分に合う仕事を見つけましょう。
Appleのスティーブ・ジョブズもこのように言っています。
あなたの仕事は、あなたの人生において大きな部分を占めるようになるだろう。これに満足する唯一の方法は、自分のしている仕事が偉大なものだと信じることだ。
そして偉大な仕事をする唯一の方法は、自分のしている仕事を愛することだ。未だそんな仕事を見つけていないのであれば、探し続けるようにしなさい。立ち止まっていてはいけません。自分の全身全霊をかければ、いつそれが見つかるかが分かるようになる。
これは偉大な『関係』と同じように、歳月が流れれば流れるほど、より良いものになっていく。だから見つかるまで探し続けなさい。立ち止まっていてはいけません。
転職エージェントと共に前向きに転職活動を進めて、納得できる内定をGETしましょう。
私は未経験から第三新卒として就職活動をし、Webエンジニアとして内定をGETしました。
現在IT業界はかなりの人材不足なので、未経験からも転職しやすくおすすめです。
IT業界への転職については未経験エンジニアはポートフォリオ無しで転職できます【20代必見】で解説しています。
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